まわりのアメリカ・ハロウィンって?

お知らせ

ハロウィン専門サイト 「ハロウィン・ジャパン・インフォ」始めました!

「まわりのアメリカ・ハロウィンページ」は,破綻寸前のアクセス数コントロールのため,コンテンツの整理を始めます。

このページの全てのコンテンツは,ハロウィン・ジャパン・インフォで画像付きでバージョンアップして掲載しています。

ご意見,アドバイス,情報提供など,今後とも新サイトをどうぞよろしくお願いします。

 

 

ハロウィンの仮装とお祭り騒ぎ> <おばけかぼちゃの作り方・ハロウィングッズ・ハロウィンリンク集> 

日本のハロウィンイベント・京都・北山ハロウィン2002レポート>

10月> <まわりのアメリカ トップページ

チケット

9月からハロウィンイベントの始まるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの最新情報、お得情報はこちらから

 


ハロウィン(Halloween)って?

 ちょっと乱暴にいうと,日本のお盆にあたる「万聖節(Hallowmas, All saints' Day)」の前夜祭のこと。もともとは2000年以上前のケルト人の宗教的行事で,秋の収穫を祝い,亡くなった家族や友人達を尊び偲ぶものが,後にキリスト教に取り入れられたようだ。アメリカでも公式な祭日ではないけれど,今ではクリスマスに次ぐアメリカのフェスティバルとなり,イベント好きなアメリカ人の約50%の人がお祝いをするとのこと。ちなみにクリスマスは80%。ハロウィンは,毎年10月31日に行われるが,休日ではない。

 夜になると窓辺やテラス,玄関などにおかれたJack-o'-Lanternと呼ばれるかぼちゃに顔を彫ったちょうちんJack-O'-Lanternに火を入れ,子供達は"Trick or Treat!(なんかくれ。さもなきゃ悪さするぞ)"と近所の家の玄関を叩いては,お菓子をもらい歩き,大人も子供も,おもいおもいのグロテスクな仮装や奇抜な格好をして,町を練り歩く。アパートより一軒家の方が子供達(Trick-or-treater)がたくさん来るようだ。家によってはあらかじめお菓子を小分けにして何十個(!)も用意しておくとのこと。子供達から"Trick or Treat!"といわれたら,"Happy Halloween!"と応えてお菓子を渡すのだが,個人的には,お菓子を子供にあげなかったときの悪さもちょっと見てみたいと思うのは,ひねくれた見方だろうか? 手作りのお菓子は,毒物の混入事件があったこともあり,あまり喜ばれないので,スーパーなどで手に入る市販のお菓子が基本だ。もちろんこの時期,ハロウィンバージョンのお菓子も山ほど売り出され,消費者の購買意欲を刺激する。子供達は,お菓子を入れるためのプラスティック製カボチャなどの容器を用意する。

 

ハロウィンの由来と歴史 についてもっと詳しく知りたい?

 

 

 Top 


おばけカボチャ(Jack-o'-Lantern)の由来

 なぜこのカボチャをJackと呼ぶかについては,「けちんぼジャック」と呼ばれる意地の悪い男が,彼を黄泉の世界に連れて行こうとした悪魔をうまいこと騙したというアイルランドの伝説が有名だ。飲んだくれのJackが最期の飲み代が払えないからと悪魔の姿を銀貨に変えさせて自分の財布に閉じこめ10年間は彼の命を取らないと約束させられ,その10年後に現れた悪魔に,林檎が食べたいと林檎の木に登らせた上に,十字架を木に彫り込み身動きできなくさせ,その引き替えに魂をとるのをとうとう諦めさせた。(この悪魔,妙に間抜けで親しみを感じる)結局,ジャックが死んだ後,彼の生前の悪事のため天国にも行けず,地獄の門にたどり着いても,悪魔とのいきさつのおかげで,魂もとれないので地獄に落ちることもできず,道しるべにと石炭の明かりをともしたカブを持たされ,罪を償うためにこの世とあの世を行き来しつついつまでも暗い道をさまよい歩き続ける羽目になったという話から,Jack-o'-Lantern(ちょうちんのJack)と呼ばれ,呪われさまよう霊魂の代名詞ともなったとか。アイルランド人達は,カブやポテトやビートなどをこの材料に使っていたのだが,その後アイルランド人がアメリカに渡ってきて,カブよりも大きくもっと完璧にしかもカラフルにちょうちんを作れるカボチャを見つけたのだそうだ。 余談だが,日本で狐火とか鬼火と呼ばれるモノをさすときにも,英語では"Jack-o’-lantern"という言葉が使われる。

 またハロウィンの夜に恐ろしい仮装をするのは,家のまわりを徘徊し人間にとりつこうとする悪霊達が,その姿を見て驚いて逃げるようにするためだったそうだが,お化けの格好をした子供達が近所の人を脅かしお菓子をもらうようになったのはわりと最近で,40年ほど前のことらしい。死者の霊魂を鎮めるためのお供えをしたのが”Trick or Treat"の始まりとも。悪霊を追い払うための仮装なのか悪霊そのものに仮装しているのか,もうごっちゃになっているようだ。

 さて,アメリカでも物騒な地域では,子供が犯罪に巻き込まれるのを防ぐため,親が同伴したり,安全な地域の住宅街まで車で送ったり,学校が子供にTrick-or-treater証明書を発行して,これがないと家庭訪問ができないようにするところもあるとのこと。僕らの住むノースカロライナ州・チャペルヒルは全くそんなことはないが,安全にTrick-or-treatするためのクイズガイドライン(どちらも簡単な英語サイト)などもインターネットで見られる。日本では,なぜかクリスマスやバレンタインデーほどには定着しないので,いっそのことお盆と一緒にしちゃうってのはどうだろう。あと,カボチャを食べる冬至も一緒に(できないって)

 

 Top 

 

 

ハロウィンの仮装とお祭り騒ぎ

 この日は,アメリカ中でパレードや仮装大会が開かれる。オフィスや学校でもコスチュームコンテストが開かれたりする。ハロウィンが近づくとテレビでも「スクリーム」や「13日の金曜日」シリーズのようなホラー映画が毎日のように放映される。チャペルヒルやダーラムなどにあるいろいろなショッピングモールでもハロウィンの催しが開かれる。夕方6時からどのお店でもお菓子を配り始めた。子供達はモール中のすべての店をまわるまであきらめようとしない。ゲームセンターやコーヒーショップ,警察の派出所などでもお菓子を配っていた。近所を回るよりモールの方が安全かつお菓子集めの効率が高いことは確かだ。みんなとても楽しそうだったが,大人のなかには本気で仮装しているのか,いつもこの格好をしているのかちょっとわかりかねる人達もいて,人間観察のネタにも事欠かない。うちのアパートのマネージャーも,アパートに住む子供達のためにお菓子と小物を詰めた袋を用意していた。一袋一袋に自筆で"Trick or Treat!" という文字といろいろな絵が描かれてあったのが印象的。アメリカ人はみんな,とてもハロウィンに思い入れがあるようだ。この時期アメリカに来ることがあったら, このイベントに懸けるアメリカ人の意気込みを楽しんで欲しい。

 各地のショッピングセンターやモールでは,ハロウィン専門の時限ストアもオープンする。コスチュームやマスク,ホラー系のグッズやアクセサリーなどおどろおどろしいものが盛りだくさん。仮装の種類は大きく分けて4種類。定番のガイコツや悪魔,お化け,魔女,ドラキュラ,それからピカチュー,スパイダーマン,ハリーポッターなど映画やテレビ系キャラクターもの,三番目に時の人,そして四番目は,手作りのオリジナルキャラクタ。パレードのコスチュームは,アニメや映画のキャラクターものが多いようだ。

 

ハロウィンのコスチュームやアクセサリーを手に入れるなら、トイザらスのオンラインショッピングサイトでどうぞ。キーワード「エンターテイメント・雑貨」,「パーティグッズ」から,パンダの着ぐるみ,悪魔のコスチューム,バカ殿マスク,フランケンシュタインなど,ウケル衣装がいつでも手に入ります。クリスマスや忘年会にも使えそう。

 Top 

 

ペットショップの店員も仮装(紫の頭巾)。

ショッピングモールの人気のお店には行列も。

子供達がぶら下げているJack-O'-Lanternは,お菓子の回収袋

 

 

こちらは,家具屋の店員。電飾バリバリのヘルメット。

Click here to visit our sponsor

 

外へ出た。あいにく雨が降り始めてしまった。

 

 

 

Carrboroでは,ハロウィンのゲーム大会。

係員は牛。子供は天使。

 

 

ミイラ,海賊,ピエロ...

 

 

ハロウィン関係の書籍は,↑上のボタンからどうぞ。ブラッドベリは,ハロウィンが大のお気に入りの様子。

 

 

ハロウィンのコスチュームやアクセサリー、パーティグッズなどが揃ってます。年中無休で買いに行く手間もなくて便利です。

 

チャペルヒルのメインストリート・Franklin StreetにはたくさんのCrazyな人が。

 

 

 

窓辺で雨にたたずむJack-O'-Lantern

 

小魔女

魔女は,ハロウィンのシンボル的存在。自分も魔女になってみたいという方は,「魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン」(Malcolm Bird (原著))をどうぞ
知られざる魔女の生活ぶりがいろいろわかりますよ。(家,台所,庭,占い,魔法のかけ方,習わしと言い伝え,美しさの秘密,ファッション,趣味,お祭り,現代の魔女)小物の作り方やお料理お菓子のレシピなどもあって,意外とあなたの実生活にも役立ったりして。なんと,翻訳者の岡部史(ふみ)さんもノースカロライナ大学留学経験者です。
 
Booties
 
娘の戦利品
 
しかし歯に悪いので,全部は彼女の手に渡ることはなく,
密かに親の胃袋に葬り去られるのであった。

 Top 

 

 

おばけかぼちゃの作り方・ハロウィンリンク集>へ

アメリカ生活・情報ガイドまわりのアメリカ」

   


Mailboxメールはこちら

*特別なお願い

このサイトのハロウィンページについては,他のインターネットサイトへの文章や写真の無断コピーや盗用が目立ち,毎年小さなトラブルが絶えません。お手数ですが,雑誌やウェブサイトで紹介していただく際には,是非とも,ご連絡いただけますよう,お願いします。ハロウィンページのみ抑止力としてコピーしにくく細工してあります。ご了承下さい。

連絡先は,hamachi@mawari.comまで。